本と鍵の季節 栞と嘘の季節 感想

5.0
おすすめミステリ

みなさんこんにちは!

読書大学生のケイです!

今回は、米澤穂信さんのこちらのシリーズの作品を紹介します!

「本と鍵の季節」

「栞と噓の季節」

気になる方はぜひ、「本と鍵の季節」の季節から読み進めてみてください!

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目次

  • こんな方に読んでほしい!
  • あらすじ(本と鍵)
  • あらすじ(栞と嘘)
  • 感想(本と鍵の季節)
  • 感想(栞と噓の季節)
  • 「本と鍵の季節」から読み進めたほうがいい理由
  • 最後に

こんな方に読んでほしい!

  • 短編集が好き!
  • コンビの活躍が見たい!
  • 高校の雰囲気を味わいたい!
  • ミステリが好き!
  • どんでん返されたい!

あらすじ(裏表紙)

図書委員の男子コンビが挑む謎解きの物語

堀川次郎、高校二年で図書委員。

不人気な図書室で同じ委員会の松倉詩門と当番を務めている。

背が高く顔もいい松倉は目立つ存在で、本には縁がなさそうだったが、

話してみると快活でよく笑い、ほどよく皮肉屋のいいやつだ。

彼と付き合うようになってから、なぜかおかしなことに関わることが増えた。

開かずの金庫、テスト問題の窃盗、亡くなった先輩が読んだ最後の本──青春図書室ミステリー開幕!!

内容(「BOOK」データベースより)

あらすじ(栞と噓の季節)

猛毒の栞をめぐる、幾重もの噓。

高校で図書委員を務める堀川次郎と松倉詩門。

ある放課後、図書室の返却本の中に押し花の栞が挟まっているのに気づく。

小さくかわいらしいその花は――猛毒のトリカブトだった。

持ち主を捜す中で、ふたりは校舎裏でトリカブトが栽培されているのを発見する。

そして、ついに男性教師が中毒で救急搬送されてしまった。

誰が教師を殺そうとしたのか。次は誰が狙われるのか……。

「その栞は自分のものだ」と噓をついて近づいてきた同学年の女子・瀬野とともに、ふたりは真相を追う。

直木賞受賞第一作は、著者の原点とも言える青春ミステリ長編!

内容(「BOOK」データベースより)

感想(本と鍵の季節)

めちゃくちゃ面白い作品です!

この作品は、短編集なのですが、どの章にも驚くべき仕掛けが隠されており

先が全く予測できず、ものすごく読みごたえがあります!

各章の名前(どれが一番好きか)

2人の図書委員の男子高生が主人公なのですが、この二人の関係性がすごくいい!

お互い気が合うし、どっちも頭の回転が速く、すべてを伝えなくとも分かりあえているのだが

それでも答え合わせをしないと不安という絶妙な距離感がものすごくいい!

幼馴染や親友とは違い、気があったとしても、多少の距離がある感じが

現実的過ぎて、しかもその絶妙さを表現できることがすごすぎます!

自分はもう読みましたが、この二人(松倉&堀川)のコンビが

「栞と嘘の季節」

でも見ることができます!

ぜひ読んでみてください!!

感想(栞と嘘の季節)

まず、「栞と嘘の季節」は前作「本と鍵の季節」との違う点を紹介します!

  • 長編の作品となっています!
  • 前作の松倉&堀川コンビにもう一人の学生が加わります!
  • 事件が重たくなります!

次に共通点を紹介します!

  • やっぱり面白い!!
  • 3人の関係性が好き!
  • 事件が予想外

今回の作品では、謎解きをするのが主に松倉&堀川+瀬野の三人(トリオ)となります!

個人的には、前作「本と鍵の季節」でコンビに心を奪われていたので、トリオになると

下らないやりとりをふくめ、ふたりの絶妙な距離感が壊れてしまうのではないか?

という気持ちの悪い危機感を覚えていたのですが

トリオになっても絶妙な距離感が維持されていました!

なんなら、トリオとなったことで発言の裏をとることや、共有していない情報や小出しにしている嘘が

明らかに増えており、より一層楽しくなりました!

今作「栞と嘘の季節」では、直接的に人の死がかかわっており、また、毒の栞の配り手や

栞が配られている範囲など不明確な事柄が多く、学生3人には荷が重いのでは?

とも思っていたんですが、このトリオは想像以上でした!

栞の誕生秘話や配り手の正体など、すべてが予想外で結末には驚きを隠せません!

今作「栞と嘘の季節」だけでも十分楽しめるし、

個人的には、今作のほうが好きなのですが

やっぱり前作から読み始めたほうがいいと思います!

「本と鍵の季節」から読む理由

「本と鍵の季節」から読んだ方がいい理由を説明します!

「栞と噓の季節」に登場する「本と鍵の季節」の残り香は

  • 図書館の過去や現状が詳細に記されている
  • 登場人物(松倉、堀川、植田など)が継続して登場する
  • 「本と鍵の季節」の回想?が時折出てくる
  • 「本と鍵の季節」の宝探しの章について言及される(結構、核心をつきます)
  • コンビへの愛着が生まれる

などが挙げられます!

もちろん、「栞と噓の季節」だけでもストーリーが面白いので楽しめますが、

どうせなら100%で楽しんでほしいので

「本と鍵の季節」→「栞と噓の季節」の順番で読むことをおススメします!

最後に

このブログを始めた理由の一つに、

”面白かった作品の感想を言い合いたい

というものがあります!なので

  • 「本と鍵の季節」を読みたい、読んだというかた!
  • 米澤穂信さんの作品が好き!
  • 「栞と噓の季節」を読みたい、読んだという方!
  • その他、語りたい本がある!

という方のコメントをいただけると嬉しいです!

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