こんにちは、読書大学生のケイです。
今回は、森見登美彦さんの「夜は短し歩けよ乙女」についてネタバレを含む感想を書いていこうと思います。
この作品は一番好きな作品なので、少しでも関心がある人はぜひとも読んでいただきたいです。
目次
- こんな方に読んでほしい!
- あらすじ(裏表紙)
- 感想
- ネタバレ
- 森見さんのほかの作品について
こんな方に読んでほしい!
- 森見登美彦さんの作品(世界観)が好きな方
- 京都に住んでいる方
- あんまり読書しない方
- くすくす笑いたい方
- お酒が好きな方
あらすじ(裏表紙)
「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、下鴨神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。けれど先輩の想いに気づかない彼女は、頻発する”偶然の出逢い”にも「奇遇ですねえ!」と言うばかり。そんな2人を待ち受けるのは、個性溢れる曲者たちと珍事件の数々だった。山本周五郎賞を受賞し、本屋大賞2位にも選ばれた、キュートでポップな恋愛ファンタジーの傑作! 解説・羽海野チカ
感想
めちゃくちゃ面白い、最初にも言ったように一番好きな作品です!!
こじらせた青春と、独特な言い回しが唯一無二な森見感を味あわせてくれます
森見さんが京都大学出身ということもあり、舞台は京都
有名な「哲学の道」などが登場して、京都にゆかりのある方なら、ピンとくる地名がたくさんありそうでもっと楽しむことができると思います
全体で大きく、1.お酒編 2.古本市編 3.学園祭編 4.病編 の4つの話に分かれているが1~4でひとつながりになっているため、是非すべての章を読んでもらいたいです
個人的には3.学園祭編 が一番たのしく、ワクワクできました!
おおざっぱに内容を説明すると、大学生の主人公が、少し天然のような女性に片思いをして、良好な関係を築き上げるために奮闘するお話です
各章ごとの進展の有無は置いておいて、”そこに着陸するのか!”っと驚かされるような展開に胸がおどりました!
ネタバレ(ものすごく個人的な感想)
ちなみに、どうでもいい話なんですが、森見さん特有の言い回しを日常でまねして使ってみたいと常日頃から思っています。(笑)
3.学園祭編 が一番好きなのは、登場人物全員がものすごく魅力的だからだ。パンツを履き替えないことで願掛けをするパンツ番長など、”なんでそんなことになった?” と思わざるを得ない人物も出てくるが行動はともかく、その信条やきっかけが素敵すぎる。 3.学園祭編のリンゴの話を誰かと一緒に語り合いたいです! なのでコメントしていただけるとうれしいです!
あと、学園祭という雰囲気がやっぱりいい!!!
1.お酒編 はお酒をたしなむ人にはもっと刺さると思う。自分はお酒を飲めないんですが、こんなにも不思議な世界が広がっているなら飲んでみたいと思いました!
ナカメ作戦
- なるべく
- カノジョの
- メにとまる
この作戦がものすごく好き!
森見さんのほかの作品について(四畳半シリーズ)
四畳半シリーズはどれも独立している作品のため、前作を読んでいないとか、順番がわからないという理由で読むことは躊躇している人はぜひ気軽に手に取ってみてほしいです。
四畳半シリーズはそれぞれが独立した作品ではあるものの、登場人物が共通していたり、同じサークルが存在していたりと、ほかの作品を読んでいる人はそういった共通点を探すという楽しみ方もできます。
個人的には四畳半シリーズでは 「四畳半タイムマシンブルース」が一番好きです。(ブログに書くかは未定。)
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